今月 15日の琉球新報の記事です。 那覇市立病院が 県内で初めて 18歳以上の重症喘息に限り、「気管支サーモプラスティ」なる 新治療法を導入するそうです。 1回1時間を 右下肺 左下肺 左右上肺の計3回を 内視鏡付きの 電極で温めるものだそうです。 気管支周辺の筋肉を温めて、発作を起こりにくくする、のだとか。 この治療法が"すごい"と思うのは、効果が5年間続くところ。 私も以前は喘息患者でした。 約5年間ほど。 私の場合、風邪がひきがねで、治った後に、なぜか咳だけが治らずに長引き、ついに喘息発作に至る、のがパターンでした。 最初は冬に発症。 翌年から秋に発症。 その次の年には夏から発症、と、とうとう健康な日よりも 咳ごんでいる日の方が 長くなっていきました。 知らなかった。 こんな治療法。 もっと早く知っていれば、多くの時間を無駄にせずにすんだのに。 薬をどれだけ飲んでも、よくなる実感がなかっただけに、つらい思いばかりでした。 それにしても"温める"とは。 確かに喘息発作が出た時は、胸を温めると咳が和らぐ気がします。 でも咳が治まらない時は、息が出来ないので、顔も真っ赤になって汗も鼻水も 出まくります。 咳をおさえこもうと息を止めても、喉の奥の器官のあたりから、ブワッと咳が出てまいります。 何に対する反応か? 何が刺激になったのか? 咳が治まってから考えるのですが、 発作のさなかは考える余裕もないほど、苦しいものです。 さてともかく、世の中から苦しみが減るのは良いことです。 特に喘息は他人事ではなく、自分ごとでもあり、ひさびさに明るさを感じたニュースでした。